阿久悠物語は作詞家・阿久悠の人生を通して描く日本テレビの開局55年記念ドラマ。トリビュートアルバム「歌鬼」の発売で今また注目されている阿久悠の真実の物語とは…。
阿久悠物語に描かれる作詞家・阿久悠とは。
阿久悠さんは、いうまでもなく昭和を代表する作詞家です。
2007年8月、享年70歳、尿道ガンにて永眠されました。
阿久悠さんの死の報を受け、日本政府は、2007年9月7日の閣議決定で旭日小綬章の贈与を決定。
それも、阿久悠さんが亡くなった日付に遡っての受章だそうです
たとえ大ヒットメーカーだとはいえ、いわば「一介の流行歌の作詞家」のために一国の政府がここまでするのは、とても異例のことだったのではないでしょうか。
つまりは、やはり阿久悠さんは、それほどの存在だったということでしょう。
その阿久悠さんの一周忌にあわせ、日本テレビが開局55年記念番組として放映するのが、「ヒットメーカー 阿久悠物語」なのです。
これを機会に、阿久悠さんのさまざまなエピソードを知り、そして阿久悠作品を堪能することができます。
阿久悠の業績…それは昭和の歌謡史そのもの。
ここで阿久悠さんの業績をちょっとおさらいしてみます。
まず、作詞家として5回のレコード大賞をとっています。
1971年「また逢う日まで」尾崎紀世彦、
1976年「北の宿から」都はるみ、
1977年「勝手にしやがれ」沢田研二、
1978年「UFO」ピンク・レディー、
1980年「雨の慕情」八代亜紀
…この他にも、日本レコード大賞作詞賞が7回、日本作詞大賞が8回、といずれも余人が近寄れない実績です。
それらの受賞曲は、西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」、坂本冬美の「蛍の提灯」、都はるみの「北の宿から」など、いずれも多くの人の耳に残っている曲。
受賞歴だけがすごいのではなく、もし、阿久悠さんが無冠であったとしても、多くの日本人の心を動かし、今も想いの中で生き続けているのではないでしょうか。
阿久悠さんの才能は、作詞だけにとどまっていません。
多くの著作も著しており、「瀬戸内少年野球団」は直木賞候補となり、映画化もされました。
他にも、「殺人狂時代ユリエ」で第2回横溝正史ミステリ大賞を受賞を受けるなど、文筆業のほうでも非凡な才能を発揮。
おそらく、「美空ひばりの曲を作詞する」ことをのぞけば、表現者としての阿久悠さんは、十分にその才能の翼をのばした人生だったのではないかと想います。
阿久悠物語に描かれる中心エピソードは「スター誕生!」。
テレビドラマ「阿久悠物語」は、兵庫県の淡路島で生まれた彼の少年時代から2008年、尿道ガンでなくなるまでの人生をまるごと描いたドラマです。
ただ、日本テレビの開局55年記念番組ということなので、日本テレビでの人気番組「スター誕生!」でのエピソードが中心になっています。
この「スター誕生!」は阿久悠がもともと企画し、番組の中でも審査員をつとめていた番組。
「スター誕生!」から生まれたのは森昌子、桜田淳子、山口百恵、伊藤咲子、岩崎ひろみ、新沼謙治と、まさに昭和の歌謡史そのもの。
「阿久悠物語」を通して、「へ〜、この曲も阿久悠だったんだ」という曲があること請け合いです。
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