新世紀エヴァンゲリオンの劇場版でもない、「序破急」でもない、漫画でもない…。それらとは違う、もうひとつのエヴァが「ANIMA(アニマ)」。庵野秀明がからむことなく綴られる「エヴァンゲリオンANIMA」には、主題歌もサントラもありませんが、これまでにない魅力があり、行く末が注目されます。
もうひとつの新世紀エヴァンゲリオンが「ANIMA(アニマ)」。
新世紀エヴァンゲリオンは、20世紀末、社会現象ともなったテレビアニメです。
それでは、今話題になっている「エヴァンゲリオン ANIMA(アニマ)」とはなんなのでしょうか。
それは、2008年の1月より株式会社アスキー・メディアワークスが発行する雑誌「電撃ホビーマガジン」に連載されている「もうひとつのエヴァンゲリオン」です。
「もうひとつのエヴァンゲリオン」…これは、この「エヴァンゲリオン ANIMA(アニマ)」がはじめてではありません。
「ANIMA(アニマ)」以前にもあったエヴァンゲリオンのパラレルワールド。
まず、新世紀エヴァンゲリオンには1995年10月〜1996年3月に放送されたテレビ版があります。
しかし、その最終話のあまりの「出来」に賛否両論が巻き起こりました。
ストーリーの中で張られた伏線やいくつもの謎解きが、なにひとつ収束せず、娯楽作品としては、あるいはプロの表現者の作品としては、「憤死」にも等しい終わり方だったからです。
それを受けるような形で制作された映画が劇場版の「エヴァンゲリオン」だったのです。
そして、これの劇場版は、テレビ版からすれば、「もうひとつのエヴァンゲリオン」です。
なぜなら、劇場版は、テレビ版の続編と描かれているのではなく、テレビ版の途中からの「パラレルワールド」として描かれているのです。
もっと具体的に言及すればテレビアニメの第弐拾伍話と最終話に入れ替わるストーリーです。
つまり、初代・テレビ版のエヴァの最終話との整合性はないわけです。
庵野秀明の手から離れ、劇場版や「序破急」と異なったストーリーを展開。
エヴァンゲリオンANIMAも、劇場版と同様に、パラレルワールドに存在する「もうひとつのエヴァ」なわけですが、劇場版と異なるのは、まずその作者です。
起用された作家は、「蒼穹の槍 」や「旭日の鉄騎兵」などの娯楽小説で知られる陰山琢磨。
キャラクターのデザインには成人誌でも活躍していたうたたねひろゆき。
そして、製作総指揮は、本家エヴァンゲリオンでメカニックデザインを行った山下いくと。
つまり、本家・庵野秀明の手のかかっていない「パラレルワールド」なのです。
これには、「エヴァンゲリオンを機動戦士ガンダムシリーズのように多次元的な作品にしたい」という庵野秀明の希望もあったようです。
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「エヴァンゲリオンANIMA」、そのあらすじは…
さてエヴァンゲリオンANIMAのストーリーは、本家(テレビ版)の弐拾四話終了時から分岐したストーリーになります。
ですから時間軸としては劇場版と似たような場面からのスタートになります。
そして、この「エヴァンゲリオンANIMA」の世界では人類補完計画は発動していません。
そして、碇シンジも17歳になり、そしてスイカを育てていました…というのが、「第壱話 スイカ畑の追憶」です。
スーパーエヴァンゲリオン、なんていうのも出てきます。